使用場所に合わせて排水・通気を円滑に。
トイレの床、キッチンの流し、スーパー銭湯やホテルの大浴場にある排水口に使われている金物を
「排水金具」と呼び、トラップや配管内へ排水をスムーズに導いたり、異物やゴミなどが入らない
ようにする役割があります。
格子状の開口を持つ「排水金具(目皿)」と排水管内の掃除、点検のために使用し通常時は閉鎖する
「掃除口(そうじこう)」が床排水金物として最も一般的な形状です。昨今、トイレの床は乾式が主流となり、
水を流して掃除をする事が少なくなる背景があり、目皿から掃除口に切り替わる傾向があります。
介護施設などで時々排水を行う場合は、目皿と掃除口の機能を合わせた掃除口兼用金具(掃兼ドレン)
が最適です。ほかに共栓(風呂の栓)など様々な用途、管の種類に合わせて用意しています。
◇設計に役立つ豆知識
・床排水金物 JCW204記号「C」と「D」の違いについて詳しく解説
・掃除口(そうじこう)の役割について詳しく解説
・ベントキャップ・防水継手の役割について詳しく解説